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後期 (細胞分裂)[こうき]
後期(Anaphase)は、有糸分裂または減数分裂において、染色体が分裂し、姉妹染色分体が細胞の両極に向かって移動する段階である。 後期は、細胞分裂の期間の約1%を占める。中期から後期への遷移は、制御されたトリガーによって開始される。中期は、Bサイクリンの破壊によって終わる。中期のサイクリン依存性キナーゼの活性に必要なBサイクリンは、ユビキチンによって標識が付けられ、プロテアソームによって分解される。後期は、後期促進複合体(APC)がセキュリンと呼ばれる阻害シャペロンをユビキチンで標識すると始まる。セキュリンは、セパラーゼとして知られるプロテアーゼを阻害するタンパク質である。セキュリンの分解によりセパラーゼが活性化し、姉妹染色分体を結び付けていたコヒーシンが分解される。セントロメアは分離し、新しい娘染色体は極に向かって引っ張られる。引っ張られる時は、V字型を取る。 新しい染色体が細胞の両側に到着すると、動原体の紡錘体がそれぞれ徐々に持ち上がり、細胞は楕円形になる。 後期が完了すると、細胞は終期に向かう。 ==関連項目==
*CDC20
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「後期 (細胞分裂)」の詳細全文を読む
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